第15回 鏡を壁に取り付ける方法
今回は鏡の取付け方法をご紹介します。お客様のシチュエーションに合わせて5つの施工方法を紹介しています。どの施工方法が最適か分からない方は、専門スタッフまでお気軽にお問い合わせ下さい。
1.小型鏡(〜3kg)の施工方法
鏡の取り付けの 難易度 |
★☆☆☆☆ 超簡単 |
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〜3kg程度の軽量のミラーに最適の施行方法で、ミラーマットという鏡専用の両面シールと、そのミラーマットの粘着を高める為の下地を作る速乾ボンドの2点を使って施行します。動画でも紹介していますので、合わせてご覧ください!
1.貼り付けの準備
まず鏡を貼り付ける位置を正確に測り、鉛筆などで印を付けます。ミラーマットを貼る位置にも鉛筆で印を付けます。
2.ボンドを塗りマットを貼る
ミラーマットを貼る位置の下地を強化する為に速乾ボンドを塗ります。ボンドが乾いたらミラーマットを貼ります。※ボンドは速乾の為1、2分で乾きます。
3.鏡を貼りつける
位置を合わせてミラー(鏡)を貼ります。しっかりと鏡を押さえて貼り付けます。手の跡など汚れを拭き取り完成です!
注意点
ミラーマットは水に弱いため、この施行方法は浴室や洗面所など湿気のある場所には向いていません。「2.中型鏡(〜7kg)の施工方法」のツメ金具を使った方法、あるいは「5.浴室の鏡の施工方法」の施行方法をご覧下さい。
使用した商品
2.中型鏡(〜7kg)の施工方法
鏡の取り付けの 難易度 |
★★☆☆☆ 簡単 |
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ツメ金具を利用した鏡の施工方法で、重量が7kg程度までのミラーに耐えることが出来ます。金具はステンレス製で耐水性があり、お風呂や洗面所での使用が可能です。動画でも紹介していますので、合わせてご覧ください!
1.貼り付けの準備
まず鏡を貼り付ける位置を正確に測り、鉛筆などで印を付けます。金具を取り付ける位置にも印を付けます。
2.金具の取り付け
下地がタイルやコンクリートの場合は、あらかじめビス止めする位置に下穴を開けてください。下側の金具をしっかりと、上側の金具はスライド出来るように軽く固定します。
3.鏡を貼りつける
下の金具に鏡を載せ、左右の位置を合わせます。上側の金具をスライドさせて固定し、完成です!
使用した商品
3.大型鏡(〜21kg)の施工方法
鏡の取り付けの 難易度 |
★★★☆☆ 普通 |
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金物(ツメ金具)とミラーマットという鏡専用の両面シールを併用した施行方法で、ツメ金具のみやミラーマットのみの施行に比べて、約21kg程度と大きめの鏡に耐えることが出来る施行方法です。動画でも紹介していますので、合わせてご覧ください!
1.貼り付けの準備
鏡を貼り付ける位置に印を付けます。金具を取り付ける位置にも印を付けます。
2.金具の取り付け
下側の金具をしっかり固定します。上側の金具はスライド出来るように軽く固定します。
3.壁紙を剥がす
鏡を設置したい箇所に壁紙が貼ってある場合、壁紙を剥がします。鏡のサイズより5センチほど内側でカッターを使用して剥がしていきます。
4.速乾ボンドを塗る
ミラーマットを貼る位置に印を書き、速乾ボンドを塗ります。
5.ミラーマットを貼る
ボンドが乾いたらミラーマットを貼ります。速乾ボンドは約1、2分で乾きます。
6.鏡を貼りつける
下の金具に鏡を載せ、左右の位置を合わせます。鏡を押さえつけマットに貼り付けます。上側の金具をスライドさせて固定し、完成です!
使用した商品
4.特大鏡(〜36kg)の施工方法
鏡の取り付けの 難易度 |
★★☆☆☆ 簡単 |
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鏡を壁に貼付ける場合に、お薦めなのが、この施行方法です。ミラーマットにミラーボンドを併用する方法で、金具を使わないため、施行方法も比較的簡単で見た目も金具が無い分、奇麗です。ミラーボンドの粘着力は強力で約36kgの重量にも耐えることが出来ます。動画でも紹介していますので、合わせてご覧ください!
1.貼り付けの準備
鏡を貼り付ける位置に印を付けます。マスキングテープを使用することで、壁が汚れることがなく印もつけやすくなります。
2.壁紙を剥がす
鏡を設置したい箇所に壁紙が貼ってある場合、壁紙を剥がします。鏡のサイズより5センチほど内側でカッターを使用して剥がしていきます。
3.速乾ボンドを塗る
ミラーマットを貼る位置に印をつけ、速乾ボンドを塗っていきます。1〜2分ほど置いて乾燥させます。
4.ミラーマットを貼る
速乾ボンドが乾いたら、上からミラーマットを貼っていきます。
5.ミラーボンドを塗る
ミラーマットを貼っていない空いた箇所にミラーボンドを塗っていきます。だいたいピンポン球ほどのサイズで、ミラーマットよりも厚みを持たせるようにしましょう。
6.鏡を貼りつける
鏡を貼りたい高さに合わせて、雑誌を積みます。雑誌の上に鏡を乗せて、位置がずれていないか確認しながら壁に貼り付けます。鏡のサイズが大きい場合は、無理をせず2人以上で作業を行ってください。
使用した商品
5.浴室の鏡の施工方法
鏡の取り付けの 難易度 |
★★★☆☆ 普通 |
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浴室や洗面所等の水周りの鏡の周りをコーキング(シーリング)する鏡の施工方法で、水分が鏡の接着部分に侵入するのを防ぎます。ミラーボンドを併用するため耐加重は36kg程度と大きな鏡にも対応出来ます。動画でも紹介していますので、合わせてご覧ください!
1.貼り付けの準備
鏡を貼り付ける位置に印を付けます。鏡のサイズに合わせてミラーマットをカットし、ミラーマットを貼る位置にも印を付けます。
2.速乾ボンドを塗り、ミラーマットを貼る
ミラーマットの位置に速乾ボンドを塗ります。ボンドが乾いたらミラーマットを貼ります。※1、2分で乾燥します
3.ミラーボンドを塗り、鏡を塗る
ミラーマットの間にミラーボンドを塗り、慎重に位置を合わせながら鏡を貼ります。
4.マスキングする
鏡の側面と壁ににマスキングテープを貼ります。それぞれ約1ミリほど、隙間を開けて貼ってください。
5.防水シリコーンを打つ
防水シリコーンをコーキンガンにセットします。鏡と壁の隙間に防水シリコーンを打ちます。
6.ヘラで押え取り、マスキングを外す
ヘラで防水シリコーンをおさえます。防水シリコーンが固まる前にマスキングテープを剥がします。
完成!
防水シリコーンが固まれば完成です。